寒がりの方も暑がりの方も満足!シーズヒーター遠赤外線ストーブの魅力と使い方 コロナ製コアヒートレビュー付き

シーズヒーター遠赤外線ストーブの魅力と使い方 家電

寒い冬が終わり、春の訪れとともに気温の変化が激しくなると、部屋全体を暖めるエアコン等の暖房器具の使い方が変わってきます。特に家族や同居人がいる場合、暑がりと寒がりの間での温度設定は難しい問題です。ここでお勧めしたいのが、遠赤外線ヒーターのなかでも赤外線量が非常に多くて暖かいシーズヒーターを搭載したストーブです。コロナ製コアヒートDH-1217R(2017年製)を使って得られた体験から、シーズヒーターの魅力や効果的な使い方、そして実体験した注意点について紹介します。

この記事でわかること
  • シーズヒーター搭載の遠赤外線ストーブの魅力がわかります
  • 寒がりの方と暑がりの方が同じ部屋で過ごす快適なツールの一つであることがわかります
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条件

  • コロナ製コアヒートのDH-1217R(2017年製)を使用した個人的な感想です
    寒暖差の感じ方や住環境は人それぞれなので、ご理解の上ご検討ください。

シーズヒーターの特徴と魅力

シーズヒーターの特徴

遠赤外線ストーブの大きな特徴は、輻射熱は空気を暖めるのではなく、太陽熱と同じように遠赤外線が当たったものを直接暖めることです。また遠赤外線は直進性も特徴です。
遠赤外線ストーブの熱源は「カーボンヒーター」「グラファイトヒーター」「シーズヒーター」が主流となってきました。お勧めするシーズヒータは、一番遠赤外線量が多くて体を芯からポカポカとあたためます。シーズヒーターの特長をまとめました。

速暖性は短所の一つになりますが、後述する製品レビューにも書きましたが、脱衣所など速暖性は求めていなければ、徐々にあたたかくなり個人的には気にならないレベルと感じてます。

シーズヒーターの長所
・遠赤外線量が最も豊富で、ポカポカした暖かさを提供
・ヒーターの寿命が最も長い
・水回りに強い

シーズヒーターの短所
・値段が高い
・速暖性が劣る

コロナ製コアヒートの特徴:DH-1217Rのレビュー

本ブログでは、シーズヒーターの一つであるコロナ製コアヒートを紹介します。実際に2017年にコロナ製コアヒートDH-1217Rを家電量販店で購入しました(詳細な価格は忘れてしまいましたが3万以上と記憶しています)。利用7年目となりましたが、次節で述べる事象を除いて、問題なく稼働しています。最新の2023年度製の同型コアヒート(DH-1223R)は2万7千円前後で販売されているようです。型番数字4桁の下2桁が販売年度を示していて、型番”DH”は家電量販店モデルのようです。

ヒーター部分は、コロナ開発のBC(ブラックセラミック)コーティングシーズヒーターとなります。操作パネルは1~10+H(パワフル)の11段階ありますが、6段階以上を使うことはほとんどなく、十分な暖かさを感じます。11段階の細かな温度設定ができるので、省エネにもつながります。

さらに「ゆらぎ運転」機能を使えば、体感温度を考えながら、ヒーターの出力を自動的に切りかえ、電力をセーブして運転することができるので、さらに省エネになります。取扱説明書によると、「ゆらぎ運転」の”7”(580W)が、「通常運転」の”4”と同じである事がわかります。

設定位置1(弱)2345678910H(強)
通常運転33041049058066074082090099010701150
ゆらぎ運転200270330390450510580640700760820
通常運転、ゆらぎ運転の数値は、消費電力(W)です。

下記画像は温度調節「4」にして数分後にヒーターが十分にあたたまった状態です。ヒーターはほとんど黒いままで、反射板がやや赤く見える程度です。あまり赤くならないのは光エネルギーになる量が少なく、熱エネルギーになる量が多いことが分かる、シーズヒーターの特徴となります。

首振り機能は、左右70℃可動します。寒がりの方が一人なので首振りモードは使っていませんが、座る位置に応じて、手動で首を振っています。手動時はカチカチと音がして約60度動かすことが出来ます。カチカチ音ではなくモーター音が鳴って更に首を振ることは出来ますが、無理に回すと故障の原因になるとのことから、「首振りキー」で自動首振りを行って好みの位置で止めることと注意事項に書いてありました。

床との接地面はプラスチック製の物が付いていますが、我が家ではフローリングの上に置いているので、本体が動いてしまう際に傷がつかないように、念のために100均のキズガードを底に張り付けています。

遠赤外線ストーブの中では高額商品になること以外に、速暖性が短所となります。完全に暖まるまでに1~2分程度かかりますが、脱衣所など速暖性は求めていないので、徐々にあたたかくなり、温度調節をMAXにすればより早く立ち上がりますので、個人的には気にはなっておりません。

シーズヒーターお勧めの使い方

同じ部屋に暑がりと寒がりが居る場合、エアコンやハロゲンヒーターのように部屋全体を暖める器具では、どちらかの好みの温度設定になってしまいます。遠赤外線ストーブを使うことで、遠赤外線の直進性により、寒がりの方にだけ暖かい遠赤外線量が届きます。さらにシーズヒーターを使うことで、寒がりさんの体を芯からポカポカとあたためます。

エアコンをOFFにするかエアコン設定温度を低めにすることで、暑がりの方に合わせた設定になりますが、シーズヒーターを使うことで、寒がりさんにも満足してもらえる暖かさが得られますので、お互いが同じ部屋で快適に過ごすためには、良い方法と思います。ぜひお試しください。

使用上の注意:電源ONしても数秒後にOFFになる事象は配線でした!

7年目まで問題なく使えていましたが、引越により電源接続経路を変更してしばらくしたところ、次の症状が発生しました。

  • 温度調整つまみをONして5秒~10秒すると、ブザーが3回鳴って運転ランプが点滅し、同時に自動停止してヒーターがあたたまらない
  • 温度調整つまみを「切」に戻して再度ONにすると事象が再発しますが、10~15回に1回は正常に動作する
  • 一旦正常に立ち上がると、ストーブとしての機能は問題ありません

製品取扱説明書を見ると、該当する症状と原因が書いてありました。

症状
・ブザーが鳴り、ランプが点滅した
 運転ランプの点滅
 (パワーモニターランプは消灯)

原因
・切タイマーがはたらいている。
・運転開始、あるいは切タイマー運転を解除し
 てから6時間が経過している
・停電があった
・「温度調整つまみ」が「切」以外の位置で電
 源プラグをコンセントに差し込んだ
転倒オフスイッチがはたらいている

原因に列記されている中でも、「転倒オフスイッチがはたらいている」が最も疑わしい症状と考えました。転倒オフスイッチの機能をつかさどる何かが故障したのかと推測しました。

修理については、保証期間は切れていますが、補修用性能部品の保有期間が製造打ち切り後6年のため、まだ間に合いました。そこで、コロナサービスセンターに問い合わせて修理概算を伺ったところ、出張費などで7000円程度、さらに基板の交換となれば合計1万5千円(税込)となりました。7年目なので買い替えが妥当と判断して検討していたところ、うっかりミスに気が付きました。

引越で配線経路を換えた際に、取扱説明書にも明記されている「15A以上のコンセントを単独で使用する」を守っていませんでした。3口ACタップにつないで、他にも電気カーペットをつないでいました。原因は、ACタップを経由していたために供給電力が不安定になり、停電があったと誤検知したようです。あるいは、3口ACタップの不具合だったかもしれません。いずれにせよDH-1217Rのコードの長さは2.4mと十分な長さなので、延長コードの使用はやめました。

配線を適切にした後は、問題なく利用できました。
これは、遠赤外線ストーブ全般に共通する基本的な注意点です。消費電力が大きい機器は、同様の注意書きがあると思いますので、お気を付けください。手持ちヘアドライヤーの取説にも「延長コードは使用せず、必ず交流100V、定格15A以上のコンセントを単独で使用する」と書いてありました。

まとめ

遠赤外線ストーブのシーズヒーターの特徴とお勧めの使い方を紹介しました。シーズヒーターは、同じ部屋に暑がりの方と寒がりの方が快適に過ごすための有効な暖房器具です。快適な住環境を手に入れて、より豊かな暮らしを目指しましょう。

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