ATAO財布からの乗り換え！同等機能でコストパフォーマンスに優れた格安財布RafiCaroの魅力と比較

ATAOの財布は、L字ファスナーの薄い長財布で、ファスナーレスのコインケースが大きな特徴です。その財布にほれ込んで、5年間、ATAOのリモ・メッシュ・レザー財布を愛用してきました。しかし、ファスナーの故障により、買い替え・修理・乗り換えの選択を迫られました。ファスナーの故障は、私の使用方法に起因するものであり、製品そのものの問題ではありませんので予めお断りいたします。

検討の結果、ここ数年でATAOと同等機能の低価格なL字ファスナー長財布が増えていることがわかりました。ブランド・見た目・触り心地はATAO財布が断然有利ですが、低価格で機能面が同等の素晴らしい財布に出会えたのでご紹介します。

条件

• 使用感など実際に手にした個人的な感想です
  個人差のあることをご理解の上ご検討ください
• 記載の実測寸法はおおよその目安としてご理解ください

ATAO財布の特徴と魅力

出会いのきっかけ

ATAO財布を手に取る前、2018年頃のあるTV番組で芸能人の神田沙也加さんが、自身のATAO財布を紹介していたのを見て興味を持ちました。その薄さと軽さ、コインが落ちない設計に惹かれ、様々なデザインの中でも特に黒の財布に魅力を感じて、実際にATAOショップで確認したいと思うようになりました。

いよいよ購入

2018年夏に、大丸神戸店で「ATAO リモ・メッシュ・レザー」を手に取り、デザインはもちろん、柔らかさと感触と収納性に満足し、￥29,160-で購入しました。

製品名	ATAO　limoメッシュ　ブラック
サイズ	縦：約20ｃｍ 横：約9.5ｃｍ 厚：約1.5ｃｍ
カードポケット	10カ所

特徴と魅力を写真で紹介

この財布は5年間使用しており、使用感や良いエイジング感が存分に表れています。5年経過していますが、後ほど触れるファスナー部分以外はまだまだ問題ありません。

■特徴
　①　薄さの要となるL字ファスナー
　②　高級感漂うブランドロゴのエンブレム金具
　③　柔らかく手触りが良いレザー
　④　小銭が飛び出さないファスナーレスのコインケース

ATAO財布からの乗り換え

樹脂ファスナーの故障

ある日、樹脂ファスナーがほつれてしまいました。普段から長財布をジーンズの後ろポケットに入れて使っており、特に座った時にストレスがかかり続けて、長年の使用による負荷が原因であるとすぐに想像がつきました。私の使用方法が悪かったのです。もし財布をバックに入れて使用していたら、壊れることは無かったでしょう。
ファスナーが閉まらなくなると、小銭が飛び出さないファスナーレスが逆に不便となり、小銭が飛び出してしまいます。そのため、早急に買換えや修理、乗換えの検討が必要になりました。
写真のように樹脂ファスナーのエレメントの一部が浮いてしまい、スライダーを通過させるとスライダーが取れてしまう状況になってしまいました。

買換えの検討

好きだったlimoメッシュの財布と同じものを探しましたが、残念ながら同じ製品はATAOショップでは見当たりませんでした。似ているものとしてはlimoブラックダイヤがありましたが、やはりlimoメッシュの方が好みだったので、買換えは一旦保留することにしました。

修理の検討

靴やカバンを修繕するショップでは、財布の修理も受け付けているところがあります。ATAO財布を持参してとあるショップに見積もりを依頼したところ、ファスナー交換で「￥12,000-」という金額が提示されました。limoメッシュの財布を新しく購入することができないため、修理を検討しましたが、金額に関しては悩ましいものでした。今後余裕ができた際に修理することを再考し、一旦保留することにしました。

中古品の検討

中古価格としてメルカリで調査してみたところ、おおよそ「￥9,000程度」であることがわかりました。修理よりは安価ですが、個人的には新品購入か愛着のある財布を修理したい気持ちが強いため、中古品の購入は見送ります。

乗換えの検討

2018年にlimoメッシュの財布を購入した際には、L字ファスナーでコインケースがないタイプの長財布はまだ一般的ではありませんでした。しかし、2024年にネットや近くの店舗を見てみると、このタイプの財布が多数販売されていることに驚きました。価格的にも1万円を下回るものがたくさんあり、財布の機能面だけ考えると修理するよりもお得です。個人的に節約を考えることもあり、今回は同等の機能を持つ財布を探して乗り換えることにしました。

乗換えた財布は「RafiCaro」

近場の店舗で実際に手に取って何個か確認したものは、数千円と格安でしたが、触った感触はビニールであり、値段相応ですが見た目の安さと耐久性に不安を感じました。またファスナーレスのコインケースはペラペラで信頼性に欠けるものでした。
続いてネットショップでの検索では、商品説明とレビューを見ていくつか候補を絞りました。手に取れないことに対する不安はありましたが、価格も手頃だったため、思い切って「RafiCaro」の長財布を購入してみることにしました。

製品名	RafiCaro　L字ファスナー長財布　ブラック
サイズ	縦：20.5ｃｍ 横：10ｃｍ 厚：1.5ｃｍ
カードポケット	16カ所
重量	140g
素材	アウター：本革、　インナー：ナイロン＋マイクロファイバー

RafiCaro財布とATAOの比較

手元に届いたRafiCaro財布です。

ATAO limoメッシュの財布と比較していきます。
なお、RafiCaro財布の写真は数日使用後に撮影したものです。

ATAO財布は内部の黒い部分がすべて革でできているため、中身も高級感が感じられます。
一方RafiCaro財布はコインケースのみが革であり、他はナイロン生地です。
収納数は、RafiCaro財布の方が増えています。

外観

ATAO財布ではシリーズによって外観収納の有無が変わります。limoには外観収納はありません。一方、RafiCaroでは外観収納が正面と背面に配置されています。ただし、背面のファスナー収納は、スライダーを閉めた時の位置が、L字ファスナーを閉めた時の位置と真逆になります。そのため、ジーンズの後ろポケットに入れて使用する場合は、スライダーが気になる可能性があります。私は背面ファスナー収納は使用せず、スライダーを全開して使うことにしました。収納が増えたので使わなくても問題ありません。

内側１（正面から一つ目のフリーポケット）

ATAO limoを基準に、正面から一つ目の収納を比較します。
RafiCaroにはフリーポケット①と正面の間にも、ナイロン生地ですが収納があります。

内側２（コインケース）

ファスナーレスのコインケースです。ATAO limoの場合、底辺がしっかりと縫製されています。一方、RafiCaroは底辺とサイドが縫製されていて、ATAOのように取り出すことはできませんでした。ウィンドウショッピングでいくつかの同等機能の格安財布を手に取ってみましたが、コインケースの縫製がまちまちで、特に底辺が浮いているものが多く、頼りない印象を受けました。RafiCaroについても事前情報がなく不安でしたが、ATAOとは異なりますがしっかりとした縫製であることがわかりました。

内側３（正面から二つ目のフリーポケット）

ここの収納数は同じですが、ATAOのほうがカードケース収納が全て革製なのでしっかりしています。

収納後の見た目

財布に入っていたものをそれぞれの財布に収納しました。いずれも最大で約3.5cmの厚さになりパンパンですが、収納できました。

画像	種類	ATAO収納場所	RafiCaro収納場所
①	紙クーポン券１０枚 (１０００円札サイズ)	フリーポケット①	フリーポケット②
②	紙カード６枚	フリーポケット①	フリーポケット②
③	薄い磁気カード２枚	カードケース①	カードケース②
④	紙カード６枚	フリーポケット①	フリーポケット②
⑤	小銭１８枚 (100円✖8枚, 10円✖5枚, 5円✖１枚, 1円✖4枚)	コインケース	コインケース
⑥	お札４枚 (1万円×3枚,千円×1枚)	フリーポケット①	フリーポケット①
⑦	紙カード１枚	カードケース①	カードケース③
⑧	厚い磁気カード1枚	カードケース②	カードケース⑩
⑨	紙カード２枚	カードケース③	カードケース④
⑩	薄い磁気カード１枚	カードケース④	カードケース⑥
⑪	大きいカード手帳1冊	フリーポケット②	フリーポケット③
⑫	厚い磁気カード5枚	カードケース⑤⑥⑦	カードケース⑪⑫⑬
⑬	厚い磁気カード6枚	カードケース⑧⑨⑩	カードケース⑭⑮⑯
⑭	厚い磁気カード３枚	フリーポケット③	フリーポケット④

カードを種類別に計算すると、カードケースに収納するカード数は合計３３枚でした。カードケースの数に対して、3倍以上のカードを収納します。
　　紙カード１５枚（６＋６＋１＋２）　：　紙のポイントカードなど
　　薄い磁気カード３枚（２＋１）：　磁気ポイントカードなど
　　厚い磁気カード１５枚（１＋５＋６＋３）：　クレジットカードなど